講座全17回
Codex 集中講座
Codex を手元に入れるところから、書いたものが自分のURLで公開されるまでを17回で通す講座です。Codex だけでなく Git、GitHub、GitHub Actions、Vercel も同じ列に並べ、AIが書いたものを人が確かめて世に出す流れを扱います。

開発を手伝うAIに「作って」と言えば、何かは出てきます。出てきたものを本番に出してよいかどうかは別の話で、そこを決めるのは道具ではなく、人が組み立てた手順のほうです。この講座は、Codex という道具を手元に入れるところから、書いたものが自分のURLで公開されるまでを17回で通します。扱うのは Codex だけではありません。Git、GitHub、GitHub Actions、Vercel も同じ列に並べます。どれか1つが欠けると、AIが書いたものを人が確かめて世に出す流れが途切れるからです。
全17回の構成
- 第1部「はじめる」(第1回から第3回)は、全体像、Windows への導入、最初の1時間の操作を扱います。
- 第2部「制御する」(第4回から第6回)は、モデルと思考の深さ、承認とサンドボックス、依頼の書き方とプランモードです。
- 第3部「土台」(第7回と第8回)は、Git と GitHub。AIが書いたものを読み、戻し、他人に見せるための道具です。
- 第4部「覚えさせる」(第9回から第12回)は、AGENTS.md、スキル、MCP、そして3つの使い分けです。
- 第5部「届ける」(第13回から第15回)は、GitHub Actions で品質の門を作り、Codex をクラウドと GitHub 上で動かし、Vercel で公開します。
- 第6部「続ける」(第16回と第17回)は、つまずいたときの直し方と、何を任せて何を自分で決めるかです。
Claude Code を使う場合は、Claude Code 集中講座が対になります。あちらは Git と GitHub と Vercel の回を持たず、この講座の該当回へ送っています。
前提にすること
ChatGPT のアカウントが要ります。公式ヘルプによれば Codex は ChatGPT のプランに含まれ、Free と Go のプランでも使えます。使えるモデルと使用量の枠はプランで違うため、最新の条件は ChatGPT のヘルプで確認してください。Windows のパソコンを想定しますが、第2回の導入手順以外は macOS でも Linux でもそのまま通用します。コードを書いた経験は前提にしません。ただし第7回以降は、ファイルとフォルダを扱うことと、コマンドを1行打つことに抵抗がない程度を前提にします。
公式の仕様は OpenAI のドキュメントとヘルプから引用し、出典を各回の末尾に書いています。実際に動かして確かめた部分は、コマンドの出力をそのまま載せています。
全17回の目次
- 第1回 ・ 公開 Codex はどこで動き、この講座で何を作れるようになるかCodex 集中講座の第1回。Codex が動く5つの場所と、手元で動かすときに共通して効く仕組みを整理し、全17回で何をどの順に身につけるかの地図を示します
- 第2回 ・ 公開 Windows に Codex を入れて、最初の画面を出すCodex 集中講座の第2回。Windows へデスクトップアプリとコマンドライン版を入れ、サインインし、動く状態を自己診断コマンドで確かめるまでの手順です。ネイティブのサンドボックスと WSL2 のどちらを選ぶかも整理します
- 第3回 ・ 公開 最初の1時間で、依頼から差分の受け入れまでを一周するCodex 集中講座の第3回。作業フォルダの中で起動し、/init で規約の下書きを作り、小さな依頼を1つ出して、返ってきた差分を読んで受け入れるところまでを通します。セッションの畳み方と再開も扱います
- 第4回 ・ 公開 モデルと思考の深さを、依頼の性質で選び分けるCodex 集中講座の第4回。同じ依頼でも結果を変える2つの設定、どのモデルで動かすかと、どれだけ考えさせるかを整理します。深くすれば良くなるとは限らない場面と、切り替えの実際の手順を扱います
- 第5回 ・ 公開 サンドボックスと承認で、触れる範囲と止まる場所を決めるCodex 集中講座の第5回。どこまで触れるかを決めるサンドボックスと、どこで人に聞くかを決める承認の方針を、3つの既定の組み合わせとして整理します。ネットワークの扱いと、緩めてよい場面の見分け方も扱います
- 第6回 ・ 公開 依頼文に何を書き、どこで計画を先に出させるかCodex 集中講座の第6回。依頼に入れるべき文脈と制約と完了の条件を整理し、変更の前に計画だけ出させるプランモードの使いどころを扱います。返ってきた計画のどこを読むかも決めます
- 第7回 ・ 公開 Git を、AIの変更を戻せるようにするための道具として使うCodex 集中講座の第7回。3つの場所とコマンド6つに絞って Git を整理し、差分の読み方と、変更を戻す3段階を扱います。1つの依頼に1つのコミットという粒度の決め方も説明します
- 第8回 ・ 公開 GitHub の Issue とプルリクエストを、確認の場として使うCodex 集中講座の第8回。1人で開発していてもプルリクエストを通す理由と、Issue に何を書くか、レビューで見る場所、マージの3つの方式の選び方を扱います
- 第9回 ・ 公開 AGENTS.md に、毎回言い直していることを移すCodex 集中講座の第9回。AGENTS.md がいつどの順で読まれるかを整理し、何を書いて何を書かないかを実例で示します。フォルダごとに規約を変える方法と、育て方も扱います
- 第10回 ・ 公開 スキルで、その作業のときだけ開く手順書を用意するCodex 集中講座の第10回。常に読ませるには長すぎる手順を、必要になったときだけ読み込ませる仕組みとしてのスキルを扱います。SKILL.md の書き方、置き場所、名前と説明文の重み、向く作業と向かない作業を整理します
- 第11回 ・ 公開 MCP で、リポジトリの外にある情報に手を伸ばすCodex 集中講座の第11回。外部のサービスやデータへ Codex をつなぐ MCP の仕組みと、2つの接続形式、追加のコマンド、鍵の渡し方、つないでよいものの見極め方を扱います
- 第12回 ・ 公開 AGENTS.md とスキルと MCP を、2つの質問で振り分けるCodex 集中講座の第12回。3つの仕組みのどれに書くかを2つの質問で決める方法と、BenriWorks の実際の3つの作業でどう割り振ったかを示します。置き場所を間違えたときに起きることも整理します
- 第13回 ・ 公開 GitHub Actions で、人が見る前に落ちるものを落とすCodex 集中講座の第13回。プルリクエストのたびに自動で検査を走らせる仕組みを、実際のワークフローの中身を示しながら作ります。検査の並べ方、失敗したときの直し方、Codex 側との対応づけも扱います
- 第14回 ・ 公開 Codex をクラウドと GitHub の上で動かし、レビューを任せるCodex 集中講座の第14回。手元を経由せずにクラウドで作業させる方法と、プルリクエストの画面から呼び出してレビューさせる方法を扱います。レビューの観点を AGENTS.md で指定する仕組みも整理します
- 第15回 ・ 公開 Vercel に載せて、プレビューURLと本番を分けるCodex 集中講座の第15回。GitHub と連携させて、プルリクエストごとの確認用URLと本番を自動で作り分ける方法を扱います。環境変数の持ち方、戻し方、複数のサイトを1つのドメインに並べる設定も実例で示します
- 第16回 ・ 公開 つまずいたとき、どの層で止まっているかを先に決めるCodex 集中講座の第16回。動かない、通らない、合っていないという症状を5つの層に分けて切り分ける方法を、実際に踏んだ失敗を挙げながら整理します。調べ方そのものを間違えた例も含みます
- 第17回 ・ 公開 何を任せ、何を自分で決めるかCodex 集中講座の最終回。全16回で繰り返し出てきた1つの基準を取り出し、任せられる作業と任せられない作業の境目を整理します。仕組みを増やしたときに新しく生まれる問題にも触れます