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BenriWorks Lab

資格対策

電気工事士や無線従事者など、技術系資格の学習を支援するアプリと教材づくりを扱う分野です。手を動かさないと身につかない複線図や電波伝搬の計算を反復できる形にし、過去問の転載ではなく数値を変えて自動生成します。

資格対策は、電気工事士や無線従事者といった技術系資格の学習を支援するアプリと、その教材づくりを扱う分野です。BenriWorksでは、第二種電気工事士の複線図トレーナー「複線図道場」や、陸上無線技術士向けの電波伝搬学習ツール「wavelane」を開発しています。

紙の教材で挫折しやすい場所から作る

技術系資格の学習でつまずきやすいのは、暗記項目ではなく「手を動かして初めて身につく」種類の問題です。

第二種電気工事士の技能試験では、単線図を複線図に起こす作業が最初の壁になります。参考書には完成した複線図が載っていますが、受験者が本当に知りたいのは「どの線から書き始め、どの順番で結線を決めるのか」という途中の思考です。複線図道場は候補問題を題材に、この変換をステップごとに確認しながらブラウザで反復できるようにしました。紙と鉛筆では1問ごとに書き直しが必要ですが、アプリなら間違えた瞬間に戻ってやり直せます。

無線従事者試験の無線工学Bでは、事情が少し違います。公式は覚えられても、「距離を2倍にすると損失は何dB増えるのか」という感覚が伴わないまま本番を迎えがちです。wavelaneでは自由空間伝搬損失(32.45 + 20log₁₀f + 20log₁₀d)のような頻出計算を、スライダーで条件を動かすとグラフ・途中式・数値が同時に変わるインタラクティブな図にしました。対数軸で減衰カーブが直線になることを目で確かめてから式に戻ると、公式の覚え方そのものが変わります。

過去問の転載ではなく、問題の自動生成

どちらのアプリでも、過去問の文章をそのまま転載することはしていません。権利上の理由もありますが、それ以上に「数値を変えて何度でも解ける」ことが反復学習では重要だからです。

wavelaneの演習は、出題傾向をもとに独自に作問した36パターンについて、出題のたびに数値を変えて生成します。同じパターンを数値違いで解くと、「この形の問題はまずdBに直す」のような手筋が身につきます。紙の問題集で同じことをすると紙面がいくらあっても足りません。アプリだからできる教材の形だと考えています。

学習データの扱い

学習の進捗や誤答の記録は、ブラウザのlocalStorageにのみ保存し、サーバーには送信しない設計にしています。資格学習の記録は個人の弱点がそのまま表れるため、外部に出さないことを最初から設計に組み込みました。一方でこの設計には「端末を変えると記録が引き継がれない」というトレードオフがあります。この扱いをどうするかは、開発記事のなかで検証を続けているテーマのひとつです。

この分野で発信すること

アプリの紹介にとどまらず、教材づくりの設計判断を記録します。回折損失の計算にLeeの区分近似を選んだ理由、見通し距離の計算で等価地球半径係数 K=4/3 を使うときの前提、採点をどこまで自動化できるかの検証などです。資格の学習者だけでなく、学習アプリを作る側の開発者にも参考になる記録を目指しています。

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