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Claude Code はどこで動き、この講座で何ができるようになるか

Claude Code 集中講座の第1回。Claude Code が動く5つの場所を整理し、デスクトップアプリを軸に据える理由と、全16回で何をどの順に身につけるかの地図を示します
AIにコードを書かせること自体は、もう珍しくありません。難しいのは、出てきたものを読み、直し、世に出すまでの段取りのほうです。
この講座は、Claude Code をデスクトップアプリで手元に入れるところから、任せる範囲を自分で決められるようになるまでを16回で通します。機能の一覧ではなく、どこで困って何を置いたか、という順で書きます。

Claude Code が動く5つの場所
Claude Code は Anthropic のコーディングエージェントです。リポジトリを読み、ファイルを編集し、コマンドを実行します。動く場所は5つあります。
| 場所 | 何をするところか |
|---|---|
| デスクトップアプリ | macOS、Windows、Linux(ベータ)。チャットと差分とブラウザと端末が1画面に並ぶ |
| ターミナル | claude と打って対話する。設定と自動化に一番近い |
| IDE 拡張 | VS Code と JetBrains。開いているファイルを文脈として渡せる |
| web | claude.ai/code。作業がクラウドで走り、ブラウザを閉じても続く |
| GitHub | プルリクエストの検査の失敗やレビューコメントに自動で応じる |
この講座はデスクトップアプリを軸に進めます。5つとも同じ設定ファイルと同じ CLAUDE.md を読むので、ここで覚えたことは他の場所でもそのまま効きます。
デスクトップアプリを軸にする理由
理由は2つあります。
ひとつは、確認に要るものが1画面にそろうことです。公式ドキュメントによれば、Code タブはチャット、差分、ブラウザ、端末、ファイル、プラン、タスク、サブエージェントのペインでできていて、好きな配置に組み替えられます。差分を読み、実際の画面を開き、テストを走らせるまでを窓の切り替えなしでできます。
もうひとつは、セッションが互いに干渉しないことです。Git リポジトリの場合、公式の説明では、各セッションが Git の作業ツリーを使って自分だけのプロジェクトの複製を持ちます。並行して動かしても、コミットするまで互いの変更は混ざりません。
手元で効く3つの仕組み
場所が5つあっても、効く仕組みは共通です。
ひとつ目は CLAUDE.md です。Claude Code はセッションの最初にこのファイルを読み、そこに書かれた規約と検査の通し方に従います。リポジトリに置けば、誰がどの場所から呼んでも同じ規約で動きます。これに加えて、あなたの訂正から Claude 自身が書き留める自動メモリがあります。第9回で扱います。
ふたつ目は権限モードです。どこで止まって人に聞くかを、6つのモードから選びます。既定では人が1つずつ承認しますが、別のモデルが代わりに審査する auto モードという選択肢もあります。第5回で扱います。
みっつ目はモデルと考える深さです。どのモデルで動かし、どれだけ考えさせるかを選べます。第6回で扱います。
全16回の地図
第1部「はじめる」は第1回から第4回です。全体像、Windows への導入、ペインの組み替え、最初の1時間の操作を扱います。
第2部「制御する」は第5回から第8回です。権限モード、モデルと深さ、依頼の書き方とプランモード、そして巻き戻しと会話の畳み方。同じ道具でも、この4つで結果は変わります。
第3部「覚えさせる」は第9回から第11回です。CLAUDE.md と自動メモリ、スキル、MCP。毎回同じことを言い直さずに済ませるための仕組みです。
第4部「広げる」は第12回から第14回です。サブエージェント、フック、そしてセッションを並べる話。1人の作業から、手元を離れた作業へ範囲が広がります。
第5部「続ける」は第15回と第16回です。つまずいたときの直し方と、何を任せて何を自分で決めるか。
Git と GitHub と Vercel は、別の講座に置いてあります
ひとつ断っておきます。この講座には Git の使い方も、プルリクエストの出し方も、デプロイの回もありません。
省いたのではなく、Codex 集中講座で扱っているからです。あちらの第7回が Git、第8回が GitHub の Issue とプルリクエスト、第15回が Vercel へのデプロイです。道具が変わっても、これらの内容は変わりません。
同じことを2度書く代わりに、空いた紙面を Claude Code 固有の仕組みに使います。権限モードの分類器、チェックポイントと巻き戻し、サブエージェント、フック。どれも、あちらでは扱わなかったものです。
この講座が前提にすること
Claude.ai のアカウントが要ります。公式ドキュメントによれば、Pro、Max、Team、Enterprise のいずれかのプラン、または Claude Console のアカウントでサインインします。
Windows のパソコンを想定します。第2回の導入手順は Windows 向けですが、それ以外の回は macOS でも Linux でもそのまま通用します。
コードを書いた経験は前提にしません。ただし、ファイルとフォルダを扱うことと、コマンドを1行打つことに抵抗がない程度は前提にします。
道具の一覧にしないために
最後にひとつ。Claude Code は設定できることが多い道具です。ドキュメントを通して読むと、全部の設定を使いたくなります。
実際に要るのは、自分の作業で毎回困っている場所に効く設定だけです。第9回から第13回で扱う仕組みは、どれも「必要が証明されてから足す」という順で紹介します。先回りして全部そろえると、使わない設定の保守だけが残ります。
次の回
第2回は導入です。Windows にデスクトップアプリを入れ、最初のセッションが開くところまで進みます。
参照した公式情報
- Anthropic「Claude Code desktop app」「Authentication」「How Claude remembers your project」(code.claude.com/docs、2026年9月時点)
- 実際の出力は Claude Code 2.1.268 を執筆環境で実行して取得
よくある質問
- Codex 集中講座を先に読む必要がありますか
- ありません。この講座だけで完結します。ただし Git と GitHub と Vercel の基礎は、重複を避けるため[Codex 集中講座](/guides/codex-course-01-overview)の該当回へ送っています。それらを知らない場合は、第4回を読み終えたあたりでそちらを挟んでください。
- ターミナルで使う場合も読めますか
- 読めます。第2回と第3回はデスクトップアプリの画面を前提にしていますが、それ以外の回で扱う仕組みは、ターミナル版でも IDE 拡張でも同じように効きます。設定ファイルも共通です。
- どのプランが必要ですか
- 公式ドキュメントによれば、Claude.ai のアカウントでサインインして使います。Pro、Max、Team、Enterprise のいずれかのプラン、または Claude Console のアカウントが要ります。使えるモデルと既定の権限モードはプランによって違うため、最新の条件は公式で確認してください。



