本文へ移動
BenriWorks Lab

連載

Claude Code 集中講座

2回 / 全16

2/16

ガイド公開日

Windows に Claude Code を入れて、最初のセッションを開く

設定中のノートパソコンの前で、こちらを向いて座っている男性

Claude Code 集中講座の第2回。Windows にデスクトップアプリとコマンドライン版を入れ、サインインし、動く状態を自己診断で確かめるまでの手順です。Git for Windows が要る理由と、ネイティブとWSL2の違いも整理します

入れるだけの回です。実際に手を動かすのは30分ほどで、あとはダウンロードの待ち時間になります。

入れるものは2つあります。画面で操作するデスクトップアプリと、ターミナルで動かすコマンドライン版です。最初はデスクトップアプリだけで足りますが、第9回以降で設定ファイルを触るので、この回で両方そろえておきます。

先に確かめること

公式ドキュメントによれば、Windows の条件は Windows 10 の 1809 以降、または Windows Server 2019 以降です。メモリは4GB以上、プロセッサは x64 か ARM64。

アカウントは Pro、Max、Team、Enterprise、または Console のいずれかが要ります。無料の Claude.ai プランには Claude Code のアクセスは含まれません。ここは最初につまずきやすいので、先に確認しておいてください。

デスクトップアプリを入れる

ダウンロードは claude.ai/download からです。Windows 向けには x64 用のほかに ARM64 用の別のインストーラーが用意されています。

手順は4つです。

  1. インストーラーをダウンロードして実行する
  2. アプリを起動し、Claude.ai のアカウントでサインインする
  3. Git for Windows を入れる(未導入の場合)
  4. アプリを再起動し、Code タブを開く

3つ目を飛ばさないでください。公式ドキュメントは、Windows で初めて Code タブを開くときに Git for Windows が必要で、入れたあとにアプリを再起動するよう案内しています。

コマンドライン版を入れる

コマンドライン版の入れ方は3通りあります。どれを選んでも、入るものは同じネイティブの実行ファイルです。

PowerShell から入れる場合は1行です。

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

コマンドプロンプトから入れる場合は書き方が変わります。

curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd

パッケージ管理の道具を使っているなら、そちらからも入ります。

winget install Anthropic.ClaudeCode

Node.js を入れている環境なら npm でも入ります。公式ドキュメントによれば、v2.1.198 以降は Node.js 22 以降が要ります。

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

最初の起動で聞かれること

コマンドライン版を初めて起動すると、2つ聞かれます。執筆環境で実際に起動して取得した画面です。

1つ目は表示の配色です。

 Let's get started.

 Choose the text style that looks best with your terminal
 To change this later, run /theme

   1. Auto (match terminal)
 ❯ 2. Dark mode ✔
   3. Light mode
   4. Dark mode (colorblind-friendly)
   5. Light mode (colorblind-friendly)
   6. Dark mode (ANSI colors only)
   7. Light mode (ANSI colors only)

あとから /theme で変えられるので、ここは迷わなくて構いません。色覚に配慮した組み合わせと、ANSI の色だけを使う組み合わせが用意されています。

2つ目がサインインの方法です。

 Claude Code can be used with your Claude subscription or billed based on API usage through your
 Console account.

 Select login method:

 ❯ 1. Claude account with subscription · Pro, Max, Team, or Enterprise
   2. Anthropic Console account · API usage billing
   3. 3rd-party platform · Amazon Bedrock, Microsoft Foundry, or Vertex AI

1つ目と2つ目で、料金の出どころが変わります。サブスクリプションのプランで使うか、API の従量課金で使うかの選択です。この講座は1つ目を前提にします。

選ぶとブラウザが開いて認証に進みます。

入ったかどうかを確かめる

版を表示して確かめます。

claude --version

この講座を書いた環境で実行した結果です。

2.1.268 (Claude Code)

動く状態かどうかを自己診断で確かめる

コマンドライン版には claude doctor という自己診断があります。導入の状態、設定ファイルの検証、更新の設定などを調べて、警告があれば直し方まで表示します。

執筆環境(Linux コンテナ)で実行すると、次のように出ました。

Claude Code doctor

Running: native (2.1.268)
Platform: linux-x64
Path: /opt/claude-code/bin/claude
Config install method: unknown
Search: OK (/usr/bin/rg)
Auto-updates: enabled
Auto-update channel: latest

3 warnings found
- Running native installation but config install method is 'unknown'
  Fix: Run claude install to update configuration
- claude command at /root/.local/bin/claude missing or broken
  Fix: Run claude install to repair the installation.
- Leftover npm global installation at /opt/node22/bin/claude
  Fix: Run: npm -g uninstall @anthropic-ai/claude-code

3つ目の警告に注目してください。別の方法で入れたものが残っているという指摘です。npm で入れたあとにネイティブでも入れると、2つの claude が別の場所に置かれ、どちらが動いているか分からなくなります。この診断は、そういう状態を見つけて直し方まで出します。

うまく動かないときに最初に打つのはこのコマンドです。原因の切り分けが、自分の勘より速く終わります。

Git for Windows が変えるもの

Git for Windows を入れるかどうかで、シェルのコマンドを実行する道具が変わります。

入っていない場合、Claude Code は PowerShell 側の道具でコマンドを実行します。入っている場合は Git Bash を使う Bash の道具になります。公式ドキュメントによれば、Git Bash の場所が見つからないときは設定で指定できます。

{
  "env": {
    "CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH": "C:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe"
  }
}

この講座で出てくるコマンドは、ほとんどが gitnpm なので、どちらでも動きます。ただ、ネットで見つかる手順の多くは Bash を前提に書かれています。合わせておくほうが、あとで調べものをするときに楽です。

ネイティブの Windows か WSL2 か

もうひとつ選択肢があります。Windows の上で直接動かすか、WSL2 の中で動かすかです。

選び方要るものサンドボックス向く場面
ネイティブの Windowsなし(Git for Windows は任意)使えないWindows 向けのプロジェクトと道具
WSL 2WSL 2 を有効にする使えるLinux 向けの道具、隔離したコマンド実行

違いが出るのはサンドボックスです。コマンドの実行を隔離する仕組みは、ネイティブの Windows では使えません。第5回で権限モードを扱いますが、サンドボックスはそれとは別の層で、実行できる範囲そのものを狭めます。

Windows の中にあるプロジェクトを触るだけなら、WSL2 は後回しで構いません。この講座もネイティブ側で進めます。

Windowsでの導入経路を示した図。デスクトップアプリとコマンドライン版の2つがあり、コマンドライン版にはネイティブインストーラーとwingetとnpmの3通りの入れ方があること、どれも同じ設定ファイルを読むことが示されている
入れ方は複数。読む設定は同じ

鍵の扱いについて

この回では、APIキーを環境変数へ書き込む設定は行いません。Claude.ai のアカウントでサインインすれば手元の作業には足ります。

公式ドキュメントによれば、資格情報は Windows では %USERPROFILE%\.claude\.credentials.json に保存され、ユーザープロファイルのアクセス制御を引き継ぎます。自分で管理する必要はありません。

なお、ANTHROPIC_API_KEY を環境変数に設定していると、サインインしたアカウントではなくそちらが使われます。意図せず設定されていると、「サブスクリプションで使っているつもりが従量課金になっていた」という事故になります。/status で、いまどの資格情報が使われているかを確認できます。

次の回

道具が入りました。第3回では、デスクトップアプリの画面を自分の作業に合わせて組み替えます。差分とブラウザと端末を、どう並べるかという話です。

参照した公式情報

  • Anthropic「Claude Code desktop app」「Advanced setup」「Authentication」(code.claude.com/docs、2026年9月時点)
  • 実際の出力は Claude Code 2.1.268 を執筆環境で実行して取得

よくある質問

Git for Windows は必ず要りますか
デスクトップアプリでは要ります。公式ドキュメントは、Windows で初めて開くときに Git for Windows が必要で、入れたあとにアプリを再起動するよう案内しています。コマンドライン版では必須ではありませんが、入っていないとシェルの実行が PowerShell 側の道具になります。Bash を使わせたいなら入れてください。
無料プランでも使えますか
使えません。公式ドキュメントは「Claude Code は Pro、Max、Team、Enterprise、または Console のアカウントが必要で、無料の Claude.ai プランには Claude Code のアクセスは含まれない」と書いています。
WSL2 を入れる必要はありますか
Windows のプロジェクトを触るだけなら要りません。ただし、コマンド実行を隔離するサンドボックスはネイティブの Windows では使えず、WSL2 では使えます。Linux 向けの道具を使うか、サンドボックスが要るときに選んでください。

こんな記事も読まれています