ガイド公開日
Windows に Claude Code を入れて、最初のセッションを開く

Claude Code 集中講座の第2回。Windows にデスクトップアプリとコマンドライン版を入れ、サインインし、動く状態を自己診断で確かめるまでの手順です。Git for Windows が要る理由と、ネイティブとWSL2の違いも整理します
入れるだけの回です。実際に手を動かすのは30分ほどで、あとはダウンロードの待ち時間になります。
入れるものは2つあります。画面で操作するデスクトップアプリと、ターミナルで動かすコマンドライン版です。最初はデスクトップアプリだけで足りますが、第9回以降で設定ファイルを触るので、この回で両方そろえておきます。
先に確かめること
公式ドキュメントによれば、Windows の条件は Windows 10 の 1809 以降、または Windows Server 2019 以降です。メモリは4GB以上、プロセッサは x64 か ARM64。
アカウントは Pro、Max、Team、Enterprise、または Console のいずれかが要ります。無料の Claude.ai プランには Claude Code のアクセスは含まれません。ここは最初につまずきやすいので、先に確認しておいてください。
デスクトップアプリを入れる
ダウンロードは claude.ai/download からです。Windows 向けには x64 用のほかに ARM64 用の別のインストーラーが用意されています。
手順は4つです。
- インストーラーをダウンロードして実行する
- アプリを起動し、Claude.ai のアカウントでサインインする
- Git for Windows を入れる(未導入の場合)
- アプリを再起動し、Code タブを開く
3つ目を飛ばさないでください。公式ドキュメントは、Windows で初めて Code タブを開くときに Git for Windows が必要で、入れたあとにアプリを再起動するよう案内しています。
コマンドライン版を入れる
コマンドライン版の入れ方は3通りあります。どれを選んでも、入るものは同じネイティブの実行ファイルです。
PowerShell から入れる場合は1行です。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
コマンドプロンプトから入れる場合は書き方が変わります。
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd
パッケージ管理の道具を使っているなら、そちらからも入ります。
winget install Anthropic.ClaudeCode
Node.js を入れている環境なら npm でも入ります。公式ドキュメントによれば、v2.1.198 以降は Node.js 22 以降が要ります。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
最初の起動で聞かれること
コマンドライン版を初めて起動すると、2つ聞かれます。執筆環境で実際に起動して取得した画面です。
1つ目は表示の配色です。
Let's get started.
Choose the text style that looks best with your terminal
To change this later, run /theme
1. Auto (match terminal)
❯ 2. Dark mode ✔
3. Light mode
4. Dark mode (colorblind-friendly)
5. Light mode (colorblind-friendly)
6. Dark mode (ANSI colors only)
7. Light mode (ANSI colors only)
あとから /theme で変えられるので、ここは迷わなくて構いません。色覚に配慮した組み合わせと、ANSI の色だけを使う組み合わせが用意されています。
2つ目がサインインの方法です。
Claude Code can be used with your Claude subscription or billed based on API usage through your
Console account.
Select login method:
❯ 1. Claude account with subscription · Pro, Max, Team, or Enterprise
2. Anthropic Console account · API usage billing
3. 3rd-party platform · Amazon Bedrock, Microsoft Foundry, or Vertex AI
1つ目と2つ目で、料金の出どころが変わります。サブスクリプションのプランで使うか、API の従量課金で使うかの選択です。この講座は1つ目を前提にします。
選ぶとブラウザが開いて認証に進みます。
入ったかどうかを確かめる
版を表示して確かめます。
claude --version
この講座を書いた環境で実行した結果です。
2.1.268 (Claude Code)
動く状態かどうかを自己診断で確かめる
コマンドライン版には claude doctor という自己診断があります。導入の状態、設定ファイルの検証、更新の設定などを調べて、警告があれば直し方まで表示します。
執筆環境(Linux コンテナ)で実行すると、次のように出ました。
Claude Code doctor
Running: native (2.1.268)
Platform: linux-x64
Path: /opt/claude-code/bin/claude
Config install method: unknown
Search: OK (/usr/bin/rg)
Auto-updates: enabled
Auto-update channel: latest
3 warnings found
- Running native installation but config install method is 'unknown'
Fix: Run claude install to update configuration
- claude command at /root/.local/bin/claude missing or broken
Fix: Run claude install to repair the installation.
- Leftover npm global installation at /opt/node22/bin/claude
Fix: Run: npm -g uninstall @anthropic-ai/claude-code
3つ目の警告に注目してください。別の方法で入れたものが残っているという指摘です。npm で入れたあとにネイティブでも入れると、2つの claude が別の場所に置かれ、どちらが動いているか分からなくなります。この診断は、そういう状態を見つけて直し方まで出します。
うまく動かないときに最初に打つのはこのコマンドです。原因の切り分けが、自分の勘より速く終わります。
Git for Windows が変えるもの
Git for Windows を入れるかどうかで、シェルのコマンドを実行する道具が変わります。
入っていない場合、Claude Code は PowerShell 側の道具でコマンドを実行します。入っている場合は Git Bash を使う Bash の道具になります。公式ドキュメントによれば、Git Bash の場所が見つからないときは設定で指定できます。
{
"env": {
"CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH": "C:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe"
}
}
この講座で出てくるコマンドは、ほとんどが git と npm なので、どちらでも動きます。ただ、ネットで見つかる手順の多くは Bash を前提に書かれています。合わせておくほうが、あとで調べものをするときに楽です。
ネイティブの Windows か WSL2 か
もうひとつ選択肢があります。Windows の上で直接動かすか、WSL2 の中で動かすかです。
| 選び方 | 要るもの | サンドボックス | 向く場面 |
|---|---|---|---|
| ネイティブの Windows | なし(Git for Windows は任意) | 使えない | Windows 向けのプロジェクトと道具 |
| WSL 2 | WSL 2 を有効にする | 使える | Linux 向けの道具、隔離したコマンド実行 |
違いが出るのはサンドボックスです。コマンドの実行を隔離する仕組みは、ネイティブの Windows では使えません。第5回で権限モードを扱いますが、サンドボックスはそれとは別の層で、実行できる範囲そのものを狭めます。
Windows の中にあるプロジェクトを触るだけなら、WSL2 は後回しで構いません。この講座もネイティブ側で進めます。
鍵の扱いについて
この回では、APIキーを環境変数へ書き込む設定は行いません。Claude.ai のアカウントでサインインすれば手元の作業には足ります。
公式ドキュメントによれば、資格情報は Windows では %USERPROFILE%\.claude\.credentials.json に保存され、ユーザープロファイルのアクセス制御を引き継ぎます。自分で管理する必要はありません。
なお、ANTHROPIC_API_KEY を環境変数に設定していると、サインインしたアカウントではなくそちらが使われます。意図せず設定されていると、「サブスクリプションで使っているつもりが従量課金になっていた」という事故になります。/status で、いまどの資格情報が使われているかを確認できます。
次の回
道具が入りました。第3回では、デスクトップアプリの画面を自分の作業に合わせて組み替えます。差分とブラウザと端末を、どう並べるかという話です。
参照した公式情報
- Anthropic「Claude Code desktop app」「Advanced setup」「Authentication」(code.claude.com/docs、2026年9月時点)
- 実際の出力は Claude Code 2.1.268 を執筆環境で実行して取得
よくある質問
- Git for Windows は必ず要りますか
- デスクトップアプリでは要ります。公式ドキュメントは、Windows で初めて開くときに Git for Windows が必要で、入れたあとにアプリを再起動するよう案内しています。コマンドライン版では必須ではありませんが、入っていないとシェルの実行が PowerShell 側の道具になります。Bash を使わせたいなら入れてください。
- 無料プランでも使えますか
- 使えません。公式ドキュメントは「Claude Code は Pro、Max、Team、Enterprise、または Console のアカウントが必要で、無料の Claude.ai プランには Claude Code のアクセスは含まれない」と書いています。
- WSL2 を入れる必要はありますか
- Windows のプロジェクトを触るだけなら要りません。ただし、コマンド実行を隔離するサンドボックスはネイティブの Windows では使えず、WSL2 では使えます。Linux 向けの道具を使うか、サンドボックスが要るときに選んでください。



