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実行環境と許可する範囲を決める
この記事で分かること
CloudとPCのローカル資料を使う仕事の違いを確認します。教材だけを置いた場所で、読ませる資料、作るファイル、共有前に確認する操作を決める演習です。

目次 読みたいところから
会議メモを添付して表を作る仕事と、PCのフォルダーにあるファイルを直接直す仕事では、Workが必要とする場所が違います。依頼文が同じでも、選んだ実行環境から資料へ届かなければ、作業は進みません。
この回では、演習に使う資料と出力先を決め、その作業に必要な許可を確かめます。最初の教材を仕上げるために、使っていないアプリや共有フォルダーまでつなぐ必要はありません。添付で進める方法と、手元のフォルダーを使う方法から選びます。
資料の場所から選ぶ実行環境
Cloudは、PCのローカル資料に依存しない仕事を始める選択肢です。手元のファイルやアプリを使う仕事では、利用できる環境でPCへのアクセスを確認します。公式のWork入門(外部)は、ローカル資料を使う条件と、Cloudで続ける場合を分けて説明しています。
| 教材で行う仕事 | 用意する入力 | 最初に確かめること |
|---|---|---|
| 会議メモ1件から表を作る | 会話へ添付したメモ | 添付を読めるか |
| 公式資料から比較表を作る | 公開URLと比較の目的 | Webを参照できる道具があるか |
| PC内の練習ファイルを編集する | 教材専用フォルダー | 接続したPCと対象フォルダーが合うか |
| 接続先の資料を探す | サービス名と対象資料 | 接続するアカウントと参照権限 |
利用可能な同期機能が有効な環境では、Cloudが仕事を調整し、接続中のPCがローカルの処理を担う構成もあります。その場合も、PC側の資料や道具が必要な処理には接続が関係します。画面で会話を開けることだけで、手元の全資料を使えるとは判断しません。
ローカルで処理する部分があることは、通信しないことや、情報がPCだけに保存されることを意味しません。会社の資料を使う場合は、組織が定める利用範囲を確認します。公式のローカルアクセスの説明(外部)も、この区別を示しています。
許可の表示を読むとき
デスクトップのPermissionsは、ファイルの変更やネットワーク利用などの操作を、どの範囲で進めるかに関わる設定です。公式資料では、多くの作業でAsk for approvalから始めることを案内しています。使える選択肢は、実行環境や組織の設定で変わります。出典はPermissions(外部)です。
| 表示や確認 | 読み取ること |
|---|---|
| 現在の作業場所 | どの資料に対する操作か |
| Ask for approval | 境界を越える操作などで確認を求める設定か |
| Approve for me | 対象となる要求を自動レビューへ回す設定か |
| 個別の確認内容 | 読み取り、変更、外部への操作のどれか |
自動レビューを選ぶことと、アクセス可能な範囲が広がることは別です。設定の名前だけで「すべて許可された」と解釈せず、現在の範囲と要求された操作を読みます。表示されない選択肢を無理に探したり、組織の制限を回避したりすることは、この演習の手順に含めません。
練習用の範囲を作る
練習用ファイル一式(ZIP)を使い、今回読ませる資料をmeeting-notes.mdだけに絞ります。添付で進めるなら、そのファイルを新しい会話へ渡します。PCのフォルダーを使う練習なら、ほかの業務資料が入っていない教材専用の場所を用意します。
出力先も決めます。フォルダーで作業する場合の例は、入力をinputs、成果物をoutputsへ置く方法です。この名前は教材の整理例であり、Workの必須設定ではありません。フォルダーを選ぶ画面では、自分が用意した場所の名前を確かめてください。
作業前に次の短い記録を残します。入力と出力の関係が書ければ、途中で追加の許可を求められたときにも、依頼に必要な操作か判断できます。
今回の目的: 会議メモから行動表を作る
読む資料: meeting-notes.md
作るファイル: aoba-actions-v01.md
原本の扱い: 変更しない
出力の扱い: 自分が開いて確認する下書き
外部サービス: 今回は利用しない
入力と同じ名前で成果物を保存しようとする場合は、別名に変えるよう伝えます。原本を残す理由は、修正前後を比べられるようにするためです。最初の練習で、元のメモを直接書き換える必要はありません。
許可を読む練習の依頼文
環境を選んだら、処理する範囲を短く伝えます。細かなOS設定を文章だけで変更する依頼ではなく、今回の作業の境界を共有するための指示です。
今回の入力はmeeting-notes.mdです。
このファイルを読み、M05〜M08の行動表を作ってください。
担当と期限が未定の箇所は未定のままにします。
原本を変更せず、成果物はaoba-actions-v01.mdという別名で作成します。
会話への添付を使っている場合は、私が保存できるファイルとして返してください。
PCの教材フォルダーを使っている場合は、指定したoutputsへ保存してください。
この依頼の範囲では、外部サービスの資料取得や送信は行いません。
追加のアクセスが必要なら、対象と理由を説明してください。
最後に、読んだ資料と、作成または変更したファイルを報告してください。
結果を受け取ったら、入力ファイルがそのまま残り、別名の成果物を開けるか確認します。処理中に許可の確認が表示された場合は、何をするための要求だったかを記録します。確認が一度も出ない場合もあります。回数を増やすことが目的ではありません。
追加の許可が必要になった場合
要求が今回の目的に合っていれば、対象を確認したうえで進めます。たとえば出力先への保存が必要な場合は、そのフォルダーが指定どおりかを見ます。理由が分からない場合は、許可を広げる前に「添付した資料だけで完了できますか」と尋ねられます。
| 状況 | 次に確かめること |
|---|---|
| ファイルが見つからない | 添付した名前、置いた場所、選択した環境 |
| フォルダーへ保存できない | 指定した出力先と、現在のアクセス範囲 |
| 別サービスへの接続を求められた | 今回の入力だけでは不足する理由 |
| 組織の設定で操作できない | 利用可能な方法を管理者の案内で確認 |
結果を会話から受け取れるなら、まずその方法で演習を終えられます。PCの直接編集を試すことと、表を作る練習の到達点を分けておくと、設定につまずいても必要な内容を学べます。
環境を変えて再開する前の確認
途中でWebや別の端末へ移った場合は、使える資料と道具が同じか確認します。ローカルアクセスの同期を有効にしたあとでも、既存の会話が同じ方式へ切り替わるとは限りません。公式のWork管理者向けFAQ(外部)では、新しいタスクと既存タスクの違いを説明しています。
演習で迷ったら、使用するメモを新しい会話へ添付して、小さな依頼から再開できます。その際は、すでに作成した成果物があるかを確認し、重複したファイルを勝手に消す依頼にはしません。残す版を決めてから整理します。
今回の完了条件は、何を読み、何を作り、どこまで確認したかを説明できることです。設定名をすべて覚える必要はありません。この記録を残したら、「第6回 会議メモから決定事項と行動を分ける」で成果物を広げます。外部の資料を使う際は、「第11回 プラグイン」で接続先を確認します。
参照した公式資料
2026年10月22日確認。画面に出る設定は、利用環境と組織の設定に従って確認してください。



